社員が語る『私たちのミッション』

作家性、メッセージ性が伝わる作品を。

新井 勝晴
映像事業本部 企画調整部

台本を読み込んで、興行収入を試算する

現在、担当している仕事について教えてください。

新井 勝晴

主に、作品調達の窓口業務と自社制作作品の企画を担当しています。業務としては、作品の営業権の取得、配給以外の営業権の出資の窓口業務など、さまざまな業務のなかで調整役を担います。
当社が出資するケースでは、持ち込まれた企画の台本を読み込んで、興行収入や海外セールス、配信収入がどれくらい見込めるかを試算します。そして、当社の出資比率に見合っているか、プロデューサーの考えと当社の考えが合致しているかなどを調達会議に諮って協議します。映画製作の川上の部分ですね。

エンターテインメントでありながら、作家性、メッセージ性にこだわりたい

東京テアトルが手掛ける映画の特徴はなんでしょう。

新井 勝晴

作家性とメッセージ性にこだわっていきたい、ということは常に考えています。当然、映画はエンターテインメントであるべきだと思いますが、作家性、メッセージ性があり、他の配給会社が扱わないような作品を送り出したいとも思っています。
よく社内では、「インディペンデント最強になろうよ」という話をします。
テアトル新宿が、新人監督にとっての登竜門的な映画館という見方をされることがありますが、制作においても新しい才能の発掘や育成にも力を入れていきたいですね。

回答する新井 勝晴

スタッフの成長を見ることも嬉しい

仕事にやりがいを感じるのはどんな場面ですか。

新井 勝晴

やはり映画ですので、ヒットした時は当然嬉しいです。監督、プロデューサー含めクリエイティブの方々の意思が尊重されて、それが認められたということだと思いますし、また鑑賞されるお客様に求められていた作品でもあったのだと。
当社のプロデューサーが手掛けた『ディストラクション・ベイビーズ(2016年)』という作品があります。大ヒットとまではいえませんでしたが、その作品で当社のプロデューサーの西ヶ谷は高い評価をいただきました。その後、彼は2021年に『あのこは貴族』で新藤兼人プロデューサー賞を受賞いたしましたが、そんなスタッフの活躍も、見ていて嬉しく思います。

ちょっと時間があるので映画館で映画を観よう

最後に、企業理念に表される「豊かさ」とはなんでしょうか。

新井 勝晴

満たされている状態で、かつちょっとした欲を持てる状態が「豊か」な状態ではないかと思います。「豊かさ」という言葉は、高度経済成長になって使われはじめた言葉だと思いますが、例えば、お腹いっぱいになることを前提に、ちょっと美味しいお肉を食べてみたいとか、テレビを見るのではなく、ちょっと時間があるので映画館で映画を観てみよう、とか、そういった欲が少しずつ出てくる、そんな状態が「豊かさ」であり、お客様のそんなちょっとした満足に応えるため、私たちはサービスを提供していくのだと思っています。