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2020年3月期を迎えるにあたりまして

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2019年3月期は、当社配給作品「日日是好日」が大ヒットを収めましたことに加え、「それいけアンパンマン かがやけ!クルンといのちの星」が当社配給後シリーズ歴代最高の興行成績を「映画きかんしゃトーマス とびだせ!友情の大冒険」もシリーズ最高記録の興行成績を記録したことにより売上高前期比0.5%増の18,337百万円、経常利益は前期差425百万円増の546百万円という結果となりました。

 

映画興行市場は、ODS作品の増加を背景に年間公開本数が1,100本を超え、これは毎週22本の新作が公開されている計算となり、作品単位での集客力の格差が顕著になってきております。また、映画館は「映画を鑑賞する場所」にとどまらず「多様なコンテンツを楽しむコミュニティ空間」としての場所へと変化してきております。そうした嗜好の変化に対応するだけでなく斬新なコンテンツの開発に挑戦を続け、顧客の増加に努めるとともに、当社運営映画館の増加も推進してまいります。

映画配給事業におきましては芸術性と娯楽性に富んだ多様な作品を提供してまいりましたが、数々の映画賞を受賞するなどの成果に加え一本当たりの興行収入実績も着実に増加しており、質量ともに充実してきていることから映像関連事業の第二の柱となるべく育成をはかってまいります。

 

飲食関連事業では、都市型モデルとしてのバル業態・幅広い出店エリア対応としての居酒屋業態・地方郊外型モデルの串焼き業態の三業態を展開しておりますが、特に都市部におきましては、原材料価格の上昇並びに働き手不足が深刻化しており、コストの上昇圧力が極めて強く期間損益に大きな影響を及ぼすようになってきております。したがいまして、この数か年の店舗拡大路線を軌道修正し、既存店舗の運営の安定化を優先するとともに、セントラルキッチンシステムを生かしてデリバリーやケータリングなど新しい収益源の開発に努めてまいります。

 

中古マンション再生販売は、年間200戸のマンションリノベーションと販売により安定した業績をあげておりますが、参入障壁が低いことと市場の成熟化が始まっていることから競争が激化してきております。こうした中で消費者に向けてのアプローチをいかに効率的に仕掛けられるかが課題となってまいりますが、当社グループの映像関連事業や飲食関連事業のステークホルダーはすべてこの事業の潜在顧客であり、中古マンションの仕入れ・リノベーション・販売をダイレクト且つタイムリーにアプローチ出来るアドバンテージがあります。そうしたリソースを活かしながら業績向上につとめてまいります。

今後とも当社グループをご支援くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

 




 

代表取締役社長 太田 和宏