社長メッセージ
平素より株主の皆様には、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当年度は、老朽化した保有不動産を売却し、その売却資金を活用して新たな賃貸不動産を2物件取得し、収益の安定化を図ってまいりました。また、中古マンション再生販売事業におきましては、好調なマンション市況を追い風に販売件数が増加し、同事業開始以来、最高益を達成することができました。
飲食事業におきましても、串鳥のテイクアウト店舗をショッピングモール内に出店し、新たな顧客の開拓に努めたことに加え、前年度に開業いたしました「レストラン西洋銀座」が多くのお客様よりご支持いただき、早期の黒字化を達成するなど、一定の成果を挙げることができました。また、原材料費や人件費の上昇圧力が強まる中にあっても、既存店は前年度並みの営業利益を維持いたしました。
一方、映画制作配給事業では、作品への多額の出資が続き、配給収入を超える償却費負担により、大幅な営業損失を計上する結果となりました。
以上のように、当社グループの営業利益・経常利益は、不動産関連事業の堅調な業績のもと、前年度並みを確保することができました。しかし、映画制作配給事業における投資回収率の向上は、当社グループにとって大きな課題であり、当課題の対策に優先的に取り組んでまいります。
株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
2025年6月
代表取締役社長
