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2018年3月期を迎えるにあたりまして

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株主の皆様におかれましては、日頃より温かいご支援を賜りまして誠にありがとうございます。

2017年3月期は、映画『この世界の片隅に』をはじめとする弊社配給作品がいずれも好成績を収めたことや中古マンション買取再販事業が過去最高の販売件数を記録したことなどにより、売上高は前期比16.9%増の19,245百万円となりました。

その一方で、「新所沢レッツシネパーク」の大規模改装や飲食事業におきまして店舗の改装や修繕を集中的に行ったこと、賃貸不動産につきましてもテナント入れ替えに伴う修繕工事を行ったことなどから修繕投資が大幅に増加したことに加え、改装並びに修繕に伴う店舗休業などの機会損失が増加したことにより、経常利益は449百万円(前期比54百万円減益)という結果となりました。

2018年3月期におきましては前期の改装効果を追求するとともに、既存事業の収益拡大に向けた営業政策を積極的に推進してまいります。

映画興行市場は、ODS作品の増加を背景に年間公開本数が1,100本を超え、これは毎週22本の新作が公開されている計算となり、作品単位での集客競争の激化が続いております。さらに、「コアなファンを対象としたアニメーション映画」が急速に大衆化するなど、市場の変化も顕著になってきております。

このような市場の中で、当社は映画興行事業並びに配給・製作事業いずれにおいても、芸術性と娯楽性に富んだ多様なジャンルの作品を提供するほか、それぞれの作品について様々なイベントを付加した興行を展開することで、収益向上のみならず、映画業界における差別化された独自のポジションをさらに強化してまいります。

飲食事業につきましては、従業員の適正数確保が困難な状況にあり、このことが事業展開において深刻な障害となってきております。このような環境下において、まずは既存店の商品力向上やサービスの充実、そして労働環境の向上につとめて店舗の総合価値の向上を優先してまいります。また関東地区においてセントラルキッチンシステムとしての工場を設立し、店舗作業の軽減化を進めるとともに今後のバル業態並びに焼き鳥居酒屋業態の出店増加に備えてまいります。

開業して10年生き残れる飲食店は10%程度と言われる業界におきまして、当社グループの飲食店の殆どは10年を経過してもなお、お客様からご支持を戴いております。このことを誇りとして、末長く愛される店舗作りに努めてまいります。

2007年より開始いたしました中古マンション買取再販事業は、年々順調に販売件数を増やし、現在では年間200戸を扱い、販売に留まらず、リノベーション領域での拡大も目指しております。

首都圏における成約件数が年間3万戸程度とほぼ横ばいが続く市場の中で、新規参入企業が相次ぎ、競争はますます激化しております。こうした市況に加え本来、商品内容や技術面において差別化を図りにくい業種でもあることから、エンドユーザーに向けてのアプローチをいかに効率的に仕掛けられるかが課題となってまいります。

その点、当社グループの映像関連事業、飲食関連事業のステークホルダーはこの事業の潜在顧客でもあり、中古マンションの販売やリノベーションのご案内をタイムリー且つ的確にアプローチ出来ることが当社の大きなアドバンテージであります。そうした皆様からの受注を通して信頼を積み上げることで知名度をさらに引き上げ、事業を成長させてまいります。

株主の皆様におかれましては、何卒ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

 

 

代表取締役社長 太田 和宏